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社長コラム

2008年12月18日掲載中小企業経営診断シンポジウム報告

去る2008年11月4日、社団法人 中小企業診断協会の主催で、東京 虎ノ門パストラルホテルで、中小企業経営診断シンポジウムが開催されました。この第4分科会「経営者による経営革新と連携に関するトークセッション」でパネラーとして意見を述べる機会を与えられました。

全国から参加した約100名の全国の中小企業診断士と企業経営者を前に、八木 田鶴子会員の司会進行の元、経営者と各社の経営に関わっている中小企業診断士、そして会場とのトークセッションという形式でパネルディスカッションは行われました。経営者側の出席は、私(横井 博之)と、株式会社ひびき 代表取締役 日疋 好春氏、株式会社エルゴビジョン 代表取締役 廣瀬尚三氏、株式会社ワールドガレージドア 代表取締役 店村圭祐氏の4氏、各社の経営にかかわっている中小企業診断士は、角田 光則(株式会社ICST社外取締役)、山下 義氏(株式会社ひびき)、北口 祐規子氏(株式会社エルゴビジョン)、国弘 憲二氏(株式会社ワールドガレージドア)の4氏でした。

 

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司会進行の八木 田鶴子先生
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壇上に勢ぞろいしたパネラー
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私の発表では、弊社の概要及び起業に至った経緯を簡単に述べたあと、これまでICSTが活用してきた外部資源を説明しました。

  1. 公的機関の活用
    1. 埼玉県ベンチャー支援センター
    2. さいたま市産業創造財団
    3. 雇用能力開発機構
    4. 産学連携支援センター埼玉
    5. 財団法人埼玉県中小企業振興公社
  2. 知的財産(特許事務所(弁理士))の活用
    1. 商標
    2. 意匠
    3. 特許
    4. 審査請求軽減処置
    5. 国際特許
  3. ISO コンサルテイングの活用
    1. ISO9001
    2. ISO13485
  4. 資金調達
    1. 公的資金の活用(創業資金、運転資金 他)
  5. 人材雇用
    1. 基盤人材助成金
  6. 組織・定款
    1. 行政書士の活用
  7. 人材雇用
    1. 基盤人材助成金
  8. 経営革新
    1. 中小企業診断士によるコンサルティング

その後、ビジネスプラン作成のポイントとして「ビジネスプランでは、いくらでも威勢のいい数字を計上することはできるが、ワーストケースでのビジネスプランを作成することが重要である」、「最初のビジネスプランでは、90%くらいは計画どおり推進することはなく、狂いが生じるものである。従ってワーストケースを意識して計画を立てることが重要」とアドバイスをしました。

 

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壇上の横井
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弊社 社外取締役の角田光則
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更に、中小起業診断士とのかかわりについては、外部取締役として経営参画を求めた経緯とその効果について、当社の事例で説明しました。何といっても、起業というものは、素人がいきなり社長になるわけで、外部取締役として経営に参画してもらうことで、社長自身の思い込みや独走を抑止することと、経営判断に関しても経営診断士の分析を仰ぐなど、プロの力を活用することで経営基盤の確立を求めたことを説明しました。

最後に、トライアングル・ビジネスプランでできあがったレールに乗せる独自商品の開発に経営資産を投入して、企業発展を目指したいという、今後の方針を述べて結びました。

 

関連リンク
社団法人 中小企業診断協会 http://www.j-smeca.jp
株式会社ひびき  http://www.hibiki-food.jp/
株式会社エルゴビジョン http://www.ergovision.co.jp/
株式会社ワールドガレージドア http://www.wgd.co.jp/ 

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